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デ・ハビランド・カナダ DHC-2 : ウィキペディア日本語版
デ・ハビランド・カナダ DHC-2

デ・ハビランド・カナダ DHC-2 ビーバー (de Havilland Canada DHC-2 Beaver) は、カナダデ・ハビランド・カナダ社(現在のボンバルディア・エアロスペース)が開発した単発STOLレシプロ機。
== 概要 ==
辺境の業者達は、隔離された集落間の移動を小型船や鉄道、さもなくばイヌぞりに頼るしかなった。本機は、そんな未開地での運航を目的としたブッシュ・プレーンとして開発された機体である。当初の開発計画は第二次世界大戦終結前に完了していたが、DHC-1 チップマンクの開発に専念することになったため開発作業は一時中断され、再開されたのは1946年になってからだった。翌年1月には試作機の組み立てが始まり、同年8月16日に初飛行を行った。
高翼配置の全金属製単葉機で、エンジンはプラット・アンド・ホイットニーR-985 ワスプ・ジュニアを採用した。側面が平板の胴体はセミ・モノコック構造で、6名用の座席は貨物搭載時に容易に取り外せるようになっており、キャビンには各種貨物を直接積み込めるよう2つの大型ドアが設置されている。頑丈な機体構造を持ち、荒地や短い滑走路からの離着陸性能に優れるだけでなく、スキーを主脚に装着すれば雪上や氷上でも運航でき、フロートを装備して水上機とすることも可能。
1948年3月にカナダ運輸省からの形式証明が下りると、カナダとアメリカで同時に発売された。デ・ハビランド・カナダ社は本機を販売戦略の先鋒を担う機体と位置付け、中小航空会社やチャーター運航会社はもちろん、鉱物資源探査、石油採掘事業、林業などにも狙いを定めて販売活動を行い、抜群の販売成績を収めた。軍用機としてもL-20の名称で採用したアメリカを筆頭として多くの国で採用され、朝鮮戦争インドシナ戦争ベトナム戦争などで実戦投入されている。
1967年にデ・ハビランド・カナダ社での生産は終了したが、現在はボンバルディア社から製造権を取得したバイキング・エア社により生産が再開されている。デ・ハビランド・カナダ製の機体もまだ多数が飛行しており、エンジン換装などの改修が施された機体もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デ・ハビランド・カナダ DHC-2」の詳細全文を読む



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